12月17日(土)にワタリウム美術館で開催された、ゴモラキックの神藤政勝さんと 加藤泉によるトークイベント「アート発祥で回帰したプラモデル本来の自由さ」のレポートです。
トークは、幼少の頃のプラモデルの思い出から始まりました!
ホビージャパンで連載されていた横山宏のプ、ラモデル、旧共産圏のプラモデルの箱絵と中身の落差、初めて作ったマッハバロンのプラモデル、作ったプラモデルは最後は爆竹で爆破するのが好きだったなど、当時のリアルな話に、2人の少年時代が感じられ会場も笑いに包まれました。
そして、最近のプラモデル業界の話から、金型を作るのにかかる費用(なんと、フェラーリ1台分ぐらい!)の話まで。
また、プラモデルを使った今回のジオラマ作品で、物語性を作品に入れることを解禁したという大変興味深い話から、ジオラマ作品とオリジナル・プラスチックモデルの作品における、作品としての意味の違いに話は移り、話はよりディープな方向へ。
オリジナル・プラスチックモデルの作品がいかにアートとして特異で面白い存在か、作家本人が語る貴重な時間になりました。
質問コーナーでは次から次へと飛び交う質問に、会場はよりエキサイティングな雰囲気に。
面白かったのは、神藤さんの「昔のプラモデルは究極の知育玩具だ!なぜなら作りが粗雑過ぎて工夫しないと絶対部品がハマらないから」という言葉。
2人のヴィンテージ・プラモデルへの愛を感じました。
最後には急遽来年1月15日に開催されることが決まった「THE TETORAPOTZ+SNATCHとレコードの夕べ」の告知まで!
サイン会では長蛇の列ができてトークイベントは大盛況で幕を閉じました!